モッコウ(木香)とはキク科ドロミアエア属の植物。学名は Dolomiaea costus 。従来はトウヒレン属とされて Saussurea costus という学名だったが、2020年に変更された。
ワシントン条約の附属書Iに記載され、商業目的のための国際取引が全面的に禁止されている。原産地の冷涼な気候を好むため、雲南省や北海道で栽培が行われている。
生薬
生薬のモッコウ(日本薬局方の定義による)。
インド北部原産の多年生草本で、最大で1メートルになる。花は管状花のみで、夏期に暗紫色の花を咲かせる。太く硬い根は木香(モッコウ)という日本薬局方に収録された生薬であり、芳香性健胃作用がある。帰脾湯、女神散などの漢方方剤に使われる。薫香としても用いられる。
脚注


![個別「[モクビャッコウ]」の写真、画像 庭 noraneko222's fotolife](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/noraneko222/20101013/20101013000625.jpg)
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