西部方面混成団

西部方面混成団（せいぶほうめんこんせいだん、JGSDF Western Army Combined Brigade）は、福岡県久留米市の久留米駐屯地に団本部が駐屯する陸上自衛隊西部方面隊直轄の混成団の一つである。

概要

2013年（平成25年）3月に西部方面隊の基本教育部隊である第3教育団を母体として、第113・第118教育大隊、第5陸曹教育隊とともに第4師団隷下の第19普通科連隊を団隷下に編合し、西部方面総監直轄部隊として編成完結した。2018年（平成30年）には第8師団隷下の第24普通科連隊を編合し、隷下に2個普通科連隊を持つ混成団に改編された。

平時の基幹教育を一括し、有事発生時には第4師団と第8師団および第15旅団の常備自衛官のみによる部隊で即応体制を取り、多様化する任務に効率的に対応するとしている。

混成団長は1等陸佐が充てられ、久留米駐屯地司令を兼務している。また、福岡県筑後地方南部の8市2町の警備隊区の担任を行うほか、「福岡県筑後地区隊区長」・「佐賀県隊区長」として、福岡県筑後地方・佐賀県内での災害派遣等の際、久留米駐屯地・目達原駐屯地所在部隊の指揮を担当する。

沿革

• 2013年（平成25年）
  • 3月26日：西部方面混成団が相浦駐屯地において編成完結。
  • 4月1日：第5陸曹教育隊共通教育中隊が生徒陸曹候補生課程の教育担任となる。
• 2016年（平成28年）3月28日：第118教育大隊隷下の車両教育隊が相浦駐屯地から竹松駐屯地に移駐。
• 2017年（平成29年）3月27日：第118教育大隊が相浦駐屯地から久留米駐屯地に移駐。
• 2018年（平成30年）3月27日：水陸機動団新編に伴う部隊移動。

1. 団本部と第5陸曹教育隊が相浦駐屯地から久留米駐屯地に移駐。相浦駐屯地司令職務を水陸機動団に移管。
2. 第8師団隷下の第24普通科連隊を編合し、再編。
3. 久留米駐屯地司令職務・佐賀県隊区を第4特科連隊（2019年（平成31年）3月廃止）から移管。
4. 第118教育大隊隷下の竹松車両教育隊を西部方面輸送隊隷下に異動。

• 2019年（平成31年）3月25日：第4特科連隊廃止に伴い、警備隊区を再編。
• 2020年（令和02年）3月26日：「陸上自衛隊の部隊の組織及び編成に関する訓令」の改正に伴い、団本部各科を改編（総務科を第1科、訓練科を第3科、管理科を第4科へそれぞれ改編するとともに第2科を新編）。

部隊編成

主要幹部

脚注

注釈

出典

関連項目

• 北部方面混成団 / 東北方面混成団 / 東部方面混成団 / 中部方面混成団
• 教育隊 / コア部隊 / 水陸機動団

外部リンク

• 陸上自衛隊久留米駐屯地
• 隷下部隊・所在駐屯地Twitterアカウント
  • 陸上自衛隊久留米駐屯地(@jgsdf_kurume)
  • 陸上自衛隊えびの駐屯地 (@jgsdf_ebino)
  • 陸上自衛隊国分駐屯地（@CampKokubu）
  • 陸上自衛隊第19普通科連隊(@jgsdf_19ir_pr)