荻生村(おぎうむら)は、かつて富山県下新川郡にあった村。
村明の由来
かつては『焼野(やけの)』と称していたが、一望『荻』が生い茂っていたところから荻生と名づけたと伝えられている。江戸時代初頭に黒部川の洪水によって村が二分されるまでは、いまの入善町小摺戸・青木にまで及ぶ大村であった。
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、下新川郡荻生村、長屋新村、荻生新村、箱根新村、内野新村、沖新村、堂林新村、清水新村、大橋新村及び荻生五郎八開の区域をもって、下新川郡荻生村が発足する。
- 1915年(大正4年)11月 - 大字を荻生、荻生新、五郎八、長屋の4つに統合。
- 1940年(昭和15年)2月11日 - 下新川郡三日市町、石田村、田家村、村椿村、大布施村、前沢村、荻生村及び若栗村が合併して、下新川郡桜井町が発足する。
歴代村長
出典→
- 稲垣吉郎兵衛(1889年5月30日 - 1897年5月30日)
- 森内徳次郎(1897年5月31日 - 1914年9月28日)
- 有倉長勝(1914年11月9日 - 1924年11月11日)
- 有倉善次(1924年12月3日 - 1925年5月8日)
- 森内亀太郎(1926年3月25日 - 1940年2月11日桜井町への合併まで)
※4代目と5代目の間は村長不在のため助役の森内保孝が代行。
参考文献
- 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
脚注
関連項目
- 富山県の廃止市町村一覧




