< 1800年代
18世紀の航空 - 1800年代の航空 - 1810年代の航空
1800年代、年代不詳
- 常陸国筑波郡谷田部新町の名主でからくり作りを行った、飯塚伊賀七が羽を数枚重ねた人力飛行機をつくり、飛行実験をおこなったという伝説が伝えられる。
1803年
- 7月18日 - ベルギー出身の有名な奇術師・物理学者のエティエンヌ=ガスパール・ロベールがドイツのハンブルクで熱気球で7,280mの高さの飛行を行った。
- 10月3日から4日 - フランスのアンドレ=ジャック・ガルヌランがモスクワとポローヴァ(Polova)間の300kmを飛行を行った。
- 10月7日から8日 - イタリアのフランチェスコ・ザムベッカーリらが気球を使ってボーローニャのモンタニョーラからアドリア海を越える飛行を行い、イストリア の海岸線近くまで飛行した。
1804年
- イギリスのジョージ・ケイリーが手投げのグライダーではあるが固定翼機の原理をおさえた模型を製作した。
- 9月29日 - オランダ人最初の気球飛行が、アブラハム・ホプマンによって行われた。
1805年
- 1月17日。 - ロシア船で長崎に来航していた船医で博物学者のドイツ人、ゲオルク・ハインリヒ・フォン・ラングスドルフが、和紙で無人の熱気球を作り浮揚させた。1月18日の午後の実験では長崎の町に落下し、気球から煙が噴出し、人々が奉行に訴える騒ぎとなった。
- 8月18日 - ソフィー・ブランシャールが3度目の飛行(トゥールーズにあるドミニコ派の修道院の庭から離陸)で、女性の最初の気球の単独飛行を行った。
1806年
- イギリス海軍のトマス・コクランがフランス沿岸に宣伝用のビラをまくために32門フリゲート「パラス」で凧を使った。
- 4月 - イギリスのウィリアム・コングリーブ(Sir William Congreve, 2nd Baronet)が製作した14.5kg、射程2800mほどのロケットが、ナポレオン戦争で使われた。4月にでのガエタでの戦いで用いられ、10月にはカッター型帆船18隻に発射装置を備えて、200発のロケットでブローニュを攻撃した。
1807年
- 11月22日から23日 - ガルヌランがパリからクラウゼン(Clausen;ルクセンブルクの一部)の395kmを飛行した。
1808年
- 11月 - スイス生まれのオーストリア人で、発明家ヤーコプ・デーゲンが人力オーニソプターに小型の水素気球を付けて浮力を稼ぎ、史上初の「操縦可能な自由飛行」に成功した
1809年
- ジョージ・ケイリーが航空技術に関する論文On Aerial Navigationを発表し、重飛行機の飛行の科学的原理をの論じた。
関連項目
- 航空に関する年表
参考文献




