岩村田町(いわむらだまち)は、かつて長野県北佐久郡にあった町。現在の佐久市の北部中央、北陸新幹線・佐久平駅の周辺にあたる。
江戸時代には中山道の宿場町(岩村田宿)、岩村田藩の陣屋町(岩村田陣屋)として発展した。 大正時代には、町内に郡役所を始め裁判所、税務署、営林署、長野種馬所などの官公庁があり、住民は北佐久郡の首都たる誇りを持っていた。
地理
- 河川:湯川
- 湖沼:仙禄湖(廃止時点で建設中)
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、北佐久郡岩村田町・猿久保村・長土呂村の区域をもって発足。
- 1926年(大正15年)7月18日 - 警廃事件発生。警察署の統廃合に反対する町住民が長野市に押しかけ、抗議運動を行う。
- 1954年(昭和29年)12月10日 - 北佐久郡高瀬村・中佐都村・平根村と新設合併して浅間町が発足。同日岩村田町廃止。
交通
鉄道路線
- 日本国有鉄道
- 小海線:岩村田駅 - 中佐都駅
現在は上記両駅の間に北陸新幹線・小海線の佐久平駅が所在するが、当時は未開業。
道路
- 国道141号
- 中山道
現在は旧町域に上信越自動車道の佐久インターチェンジが所在するが、当時は未開通。
脚注
参考文献
- 角川日本地名大辞典 20 長野県
関連項目
- 長野県の廃止市町村一覧
- 岩村田藩
- 岩村田宿
外部リンク
- 北佐久郡志 町村篇 岩村田町



