『ミス・ベンサム』(Miss Bentham) は、1906年にアメリカ合衆国の画家ジョージ・ベローズが制作した、ヌードの女性の立ち姿の全身を背後から捉えた油彩画。2015年に、イングランドのバーミンガムにあるバーバー美術館が取得した。
経歴
ベローズは、初めてのヌード作品である本作を、1906年に制作し、生涯これを売ることはしなかった。画家が死去した時も、この絵は画家のアトリエにあったが、未亡人は1985年にアンディ・ウォーホルへこの絵を売った。1987年にウォーホルが死去すると、匿名の収集家がこれを買い、この人物が仲介業者のコリサート (Collisart) を介して、バーバー美術館に売却した。美術館は、程なくしてこの作品を展示公開した
この作品は、バーバー美術館が購入した、最初のアメリカ人による作品であり、ベローズの作品がイギリスの公開コレクションに入った2点目であった。
美術館のために、この絵を購入したヘンリー・バーバー財団 (Henry Barber Trust) の理事長ヒュー・カーズレイク (Hugh Carslake) は、次のように述べている。
脚注




