ゲルト・ヴェスパーマン(Gerd Vespermann, 1926年7月24日 - 2000年11月25日)はドイツの俳優。
経歴
ヴァイマル共和政時代のベルリンで生まれる。父は俳優のクルト・ヴェスパーマン(Kurt Vespermann, 1887 - 1957)、母は女優のリア・アイベンシュッツ(Lia Eibenschütz, 1899 - 1985)。
1941年から1944年までヴァイマルのフランツ・リスト・ヴァイマル音楽大学でピアノの専門教育を受けた。終戦後、演技のレッスンを受け、その後、舞台で俳優デビュー。舞台では主にミュージカルとコメディーに出演。
映画デビューは1953年で、旧西ドイツ映画を中心に出演。ハリウッド映画への出演もある。1960年代後半からは主にドイツのテレビドラマで活躍したが、1972年には第45回アカデミー賞において8部門で受賞したボブ・フォッシー監督の『キャバレー』に出演。また、海外俳優の吹替えも多数務めた。
私生活では1964年に女優のハンネローレ・エルスナー (Hannelore Elsner) と結婚したが1966年に離婚。のちに別の女性と再婚している。
2000年11月25日、死去。墓はミュンヘンにある。
主な出演作品
- 悪魔の将軍 Des Teufels General(1955年):日本未公開であったが、2007年3月、東京のアテネ・フランセ文化センターで開催された「ヘルムート・コイトナー (Helmut Käutner) 監督特集」の中で日本語字幕付きでDVD上映された。
- 大勝利 Soldatensender Calais(1955年)
- FBIモスクワに潜入せよ Man on a String(1960年)
- 三色すみれ Eine Frau fürs ganze Leben(1960年)
- 非情の町 Town Without Pity(1961年)
- ビッグ・ショウ The Big Show(1961年)
- パトロール隊出動 Polizeifunk ruft(1969年)
- 掠奪戦線 The Last Escape(1970年)
- キャバレー Cabaret(1972年)
- ノンストップ・トラブル スパイ大混乱 Der Schnüffler(1983年)
脚注
外部リンク
- ゲルト・ヴェスパーマン - IMDb(英語)




